目次
StylizedGeneratorを使ってみた。
前回スタイライズドの研究をまとめました。
何をどうすればスタイライズっぽいテクスチャリングができるのかを分析して再現してみたのですが、
他の人がどうやっているのかも同時に調べてみると、ArtstationでAnton氏がArtstationでSubstancePainter用のジェネレーターを販売しているのを見つけました。
Stylized Texture Generator for Substance Painter
おなじみ3D人さんも紹介しています。
使い方
使い方はかなりシンプルで、適当な塗りつぶしレイヤーにジェネレーターとしてくっつけるだけです。
マスク制御用のジェネレーターとしてはかなり使いにくかったので、基本は単色塗りつぶしに使用する前提な気がします。
ジェネレーターの大きな項目は以下の通りです。
前回の記事を読めば、何が何をする項目なのかだいたい理解できると思いますが、
影を入れて、エッジのラインを際立たせ、様々な方法でグラデーション塗装をしていくという流れです。
使い方はシンプルで、できることは多くありませんが、手軽にキレイ目なグラデーション塗装ができ、大量にアセットがあるときなどは時間短縮にはなりそうでした。
ジェネレーターなので、ベタ塗りからいきなりこうなります。
一部分だけをマスクで使用したかったのですが、ベースカラーの設定に引っ張られるような挙動をしていて、
Painter上でのマスクジェネレーターとしての使用はうまく行きませんでした。
メリット
淡いきれいなグラデーション塗りが簡単にできる。
レイヤー構造がシンプルにまとまる、
誰でも簡単に似たような見た目に着彩できる
デメリット
あまり難しいことができない
各要素の合成モードも固定されているため、誰が何をしても似たような淡い感じの見た目になってしまい個性を出しづらい。
マスク用途で使用しにくい
所感
本来はごちゃごちゃしてしまうレイヤーがシンプルな状態で、基本的な淡い感じのスタイライズドのベースカラーを簡単に作成できるので、塗が苦手な人には良いかもしれません。
一方で、応用の幅は少ないのでSubstancePainterを理解しているには必要ない気もします。
マイクロディティールに対応してくれたら良かったなと思います。
自由度は低いものの非常なシンプルな構造で参考にはなりました。
似たようなジェネレーターなら簡単にDesignerで自作できそうなので、もっと自由度の高いジェネレーターを自作して見ても良いんじゃないかと思いました。
何事も自由度が低いということは、初心者にとっては嬉しいことですが、上級者にとっては自分でやったほうがいいわ案件になってしまいますよね。
結論
ベースのグラデーション塗りに便利です。
上級者は買わなくていいと思うけど、初心者向けにはおすすめ、時短したい人にもおすすめです!!