シン・人柱系モデラーのTipsブログ

元軍人のモデラー。デジタル人形師、バーチャル探検家。Youtubeでメイキング配信をしたり自作アバターでVR世界を旅しています。MD、ZBrush、3DCoat、Blender、Unity、UE4等。

機械が人の仕事を奪うみたいな話はみんな興味ある。

目次

何故かバズってしまったRT。

時代が導く技術革新の先にある世界は、今技術的に難しいことは「誰でもできる」ようになる世界だ。

フォトグラメトリも3Dスキャンもリトポも、iPhone/iPadで誰でもできるようになる。

技術じゃないところで勝負しないと勝てなくなる。今、技術で勝負してる大半のクリエイターは10年後食えなくなる。

Blenderスカルプトの開発者、パブロ氏の新作リトポアプリをRT引用して、私が深夜のテンションで投稿したツイートが謎の注目を集めてしまいました。

掲載元のツイートですが、パブロ氏の新作アプリです。

iPadでリトポができるなんて、もうリトポは専門的な業務じゃなくなってしまうんですね。

専門家じゃなくてもできるし、専門家はリトポ作業で高い料金を請求できなくなる時も近いでしょうね、、、

みんな興味あるよね(自分が食いっぱぐれないか)

CG業界だけの話ではないですよね。どんどん便利なツールが出てきます。自動化も進んでいきます。今まで食べていたプロも、機械に仕事を奪われています。

未来を考える時、過去の歴史から類似ケースを探してみると、未来が見えてきます。

アメリカのNYではかつて、コンテナとクレーンが発明されたことで船に荷物を人力で運ぶ仕事がなくなり、失業者が増えてマフィア(巨大犯罪組織)が誕生したと言われています。

自動ツールや、初心者でも扱える安いツールが増えることで、今まで3DCGで仕事をしていた人もうかうかしていられなくなったのは事実だと思います。

機械化、便利化、自動化、民主化、それにより悪い側面も良い側面も当然あります。

悪い側面は上手くさけ、良い側面だけ取り入れて、柔軟に時代に対応していく能力が求められていると思います。

時代の変化は加速し続けていて、過去100年の進歩は、人類数千年の進歩を優に超えます。現代人は一生のうちに、昔の人の数千年分も変化し続けていくことを強いられているわけですよね。

10年後、失業する人間

ルーチン作業というのは、機械化によって確実になくなっていきます。

なので、誰にでも出来る作業だったり、同じような作業を繰り返すような仕事は、10年後、20年後に確実になくなっているはずです。

10年後、失業しない人間

ルーチン作業から開放されるということです。

つまり、人間は企画やアイディアなどの、本当にクリエイティブな部分に集中できる時代になります。

翻訳技術が進歩して、自動翻訳機があれば日本語しか喋れなくても世界旅行ができる時代になりました。

絵がかけなくても、立体が上手く作れなくても、アイディアだけあれば、素晴らしい映画やゲームが作れる時代がすぐそこまで来ています。

今、クリエイターがやらないといけないこと

今ルーチンワークでお金を稼いでいるクリエイター、つまりオペレーター寄りのクリエイターは、本質力を磨くしかないです。

オペレーションではなく、作家になる必要があります。

まだ10年くらいは猶予があるでしょう。

会社に言われた作業をこなすだけではなく、

この10年で、自分の作品を作りましょう。

アイディアをカタチにする力、人と人をつなぐ力、世の中で求められているものを生み出す力を鍛えなくては生き残れません。

まぁこれ、全部自戒なんですけどね。

とにかく、版権仕事ではなく、一次創作を。自分の実績になる仕事を。自分のオリジナルIPを蓄えてください。

そうすれば、10年後僕たちは生き残ることができるでしょう。

それでは皆様、このサバイバルを生き抜いて、10年後のクリエイター飲み会でお会いしましょう。

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